WWEではアルバート、Aトレイン、テンザイ、日本ではジャイアント・バーナードとして知られるマシュー・ブルーム。ビッグマンとしての存在感だけでなく、現在はNXTコーチとして多くのスターを育ててきた重要人物です。本記事では、初期WWE時代から新日本参戦、テンザイ復帰、NXTでの指導者としての歩みまでを時系列で整理し、代表的試合や必殺技、メディア出演、最新ニュース、視聴に役立つ配信サービス情報までを日本語で網羅的にまとめます。
マシュー・ブルームの基本プロフィール紹介
マシュー・ブルームは、WWEと新日本プロレスの両方で実績を残し、現在はWWEパフォーマンスセンターの中心的コーチとして若手育成を担う元レスラーです。プリンス・アルバート、Aトレイン、ジャイアント・バーナード、テンザイなど複数のリングネームで活動し、「現役時代のタフなビッグマン」から「有望株を次々と育てる名コーチ」へと役割を変えながらキャリアを築いてきました。
日本ではとくに新日本プロレスのジャイアント・バーナード時代の活躍で評価が高く、バッド・インテーションズとしてのタッグ戦線やG1 CLIMAXでの熱戦で知られています。一方、近年はNXTブランドの裏方として知られる存在となり、現在のWWEのスターたちに多大な影響を与えている人物です。この記事では、そんなマシュー・ブルームの選手時代からコーチ時代までを時系列で整理し、代表的な試合やギミック、メディア出演、最新動向までをまとめて紹介します。
本名・リングネーム・体格など基礎データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | マシュー・ジェイソン・ブルーム(Matthew Jason Bloom) |
| 主なリングネーム | プリンス・アルバート(Prince Albert)/Aトレイン(A-Train)/ジャイアント・バーナード(Giant Bernard)/ロード・テンザイ(Lord Tensai)/テンザイ(Tensai) |
| 生年月日 | 1972年11月14日 |
| 出身地 | アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン近郊(ペボディ出身とされることが多い) |
| 身長 | 約201cm前後(6フィート7インチと表記されることが多い) |
| 体重 | 現役時代は約160〜170kg前後で活動 |
| 所属団体歴 | WWE、NJPW(新日本プロレス)、全日本プロレス ほか |
| 主な役職(現在) | WWEパフォーマンスセンター コーチ/プロデューサー(NXTのトレーナー、ヘッドコーチを歴任) |
マシュー・ブルームは、「2メートル級・160kg超の超重量級ビッグマン」として知られる元レスラーであり、現在はWWEの育成部門を支える指導者です。キャリアを通じて複数のリングネームを使い分け、アメリカと日本の両方でトップクラスのヘビー級選手として活躍してきました。WWEファンにはプリンス・アルバートやAトレイン、テンザイ、新日本ファンにはジャイアント・バーナードとして強烈な印象を残しています。
キャリア全体のざっくりタイムライン
マシュー・ブルームのキャリアは、ざっくり分けると4つの大きなフェーズに整理できます。
-
デビュー〜WWE初期期(1990年代後半〜2004年)
トレーニングを経てインディー団体で経験を積み、1999年に「プリンス・アルバート」としてWWEデビュー。後にリングネームを「A-トレイン(A-Train)」へ変更し、スマックダウンでビッグマンとして存在感を発揮しました。 -
日本マット・ジャイアント・バーナード期(2005年〜2012年)
WWE退団後に新日本プロレスを主戦場とし、「ジャイアント・バーナード」として再出発。ヒール外国人ビッグマンとして評価を高め、IWGPタッグ王座獲得やG1 CLIMAX出場など、日本での実績を重ねました。 -
テンザイとしてのWWE復帰期(2012年〜2014年頃)
日本での評判を引き下げる形でWWEに復帰し、「ロード・テンザイ」「テンザイ」として再登場。シングル戦線から、ブローダス・クレイとのタッグ結成まで、さまざまなポジションを経験しました。 -
NXTコーチ・育成担当期(2014年以降)
現役から退くと、WWEパフォーマンスセンターのトレーナー、後にヘッドコーチへと役割をシフト。NXTやWWEの次世代スターを育成するキーマンとして、裏方で大きな影響力を持つポジションに就いています。
デビューからWWE初期までの歩み
WWEファンの間では「アルバート」「Aトレイン」「ジャイアント・バーナード」「ロード・テンザイ」として知られるマシュー・ブルームですが、土台になっているのは1990年代後半のデビューからWWE初期までに培われた基礎力とビッグマンの心得です。
元アメリカンフットボール選手としての体格と運動能力を武器に、まずはレスラーとしての基礎を徹底的に叩き込まれ、その後インディー団体で実戦経験を重ねていきます。ここで学んだ「大きいだけではなく、動けるビッグマン」というスタイルが、後の日本マットでの成功やNXTコーチとしての指導哲学にもつながっています。
WWEと契約したのはアティテュード時代の真っただ中で、デビュー直後からタトゥーとピアスで全身を武装した“プリンス・アルバート”として登場し、一気に視覚的インパクトを残しました。WWE初期はミッドカードの怪物ヒールとして存在感を示しながら、王座戦線やトップスターとの絡みへと少しずつステップアップしていく成長期でもありました。以降の見出しでは、トレーニング時代やインディー期、そしてプリンス・アルバートとしての詳細を順を追って解説していきます。
トレーニング時代とインディー団体での活動
マシュー・ブルームはボストン大学でアメリカンフットボールとショットプットの選手として活躍し、大学卒業後に本格的なレスラートレーニングへ進みました。学生時代から190cm超・150kg級の巨体で知られ、フィジカルエリートとしての素地を持っていたことが、のちのビッグマンスタイルの土台になっています。
プロレス転向後は、マサチューセッツや北東部を中心としたローカル団体に出場しながら、ベテランのトレーナーから基礎を徹底的に叩き込まれました。インディー時代は現在ほど映像が残っていませんが、パワー一辺倒ではなく、ドロップキックやスプラッシュなど、巨体に似合わない機敏な動きにも挑戦していたと証言されています。
この下積み期間にビッグマンとしての受け身やスタミナ管理、観客とのコミュニケーションを磨いたことが、WWEのスカウトの目に留まる決め手となり、WWF(当時)との契約獲得につながっていきました。
プリンス・アルバートとしてのWWEデビュー
WWE入りしたマシュー・ブルームは、1999年に「プリンス・アルバート(Prince Albert)」のリングネームでロウに登場しました。タトゥーアーティストという設定で、全身のボディピアスを生かしたビジュアルと、“ピアス職人”的ギミックが初期の特徴でした。メインロースターではドロズ、テスト、ビッグ・ボス・マンらと行動を共にし、アティテュード時代特有のカオスな抗争に投入されていきます。
当時のポジションは、ミッドカードからセミ前後を固めるパワーファイターヒール。体格とパワーを買われ、カン・アンド・タイ戦線や、ケイン、ビックショーといった大型選手の噛ませ犬役を務めつつ、WWE流のビッグマンスタイルを吸収していきました。後年のAトレインやジャイアント・バーナードへとつながる「巨体を持ちながら動ける選手」という評価は、このプリンス・アルバート期から徐々に形成されていきます。
Aトレイン時代のWWEでの活躍と役割
Aトレイン名義は、WWEにおけるマシュー・ブルームの「完成形ビッグマン」と言える時期です。プリンス・アルバート時代のピアスだらけのモンスター像から、Aトレイン期にはよりリアル志向のパワーファイター兼ヘンチマンへとシフトしました。FBIやポール・ヘイマン陣営と関わる場面も多く、ポール・ヘイマン支配下のヒール側大型戦力として起用されました。
Aトレインは主にスマックダウンで活動し、アンダーテイカーやビッグショー、クリス・ベノイトら主力ベビーフェイスの“壁役”として機能しました。単発のメインイベント起用もありましたが、ポジションとしては中堅〜セミ前後を支える大型ヒールという位置づけです。タッグ戦線・シングル戦線どちらにも登場し、当時のWWEが求めていた「説得力ある巨体ヒール」として重要な役割を担っていました。
スマックダウンでの抗争とビッグマン像
Aトレイン時代のマシュー・ブルームは、主戦場であったスマックダウンで“怪力ヒールのビッグマン”像を確立しました。ビッグショーやビッグ・ジョン・シナ(若手時代のジョン・シナ)との抗争、クリス・ベノワらテクニシャンとの対戦を通じて、パワーファイターとしての存在感を高めていきました。
当時のスマックダウンはレスナー、アングル、アンダーテイカーらヘビー級中心のブランドで、Aトレインはその中堅〜セミメイン級ポジションを担うモンスター役として起用されました。ベビーフェイスの人気を引き上げる「壁役」としての役割が多く、巨体を活かしたラリアット、スプラッシュ、トレイン攻撃で番組の“肉体的な迫力”を演出していた点が特徴的です。
また、ナサニエル・ジョーンズ(ビッグショー)やポール・ヘイマンと組んだ時期もあり、ヘイマン軍団の一角としてアンダーテイカー包囲網に加わるなど、ストーリー上の駒としても重用されました。決してトップチャンピオンにはならなかったものの、「スマックダウンのヘビー級戦線を支えたヒールビッグマン」という評価が現在でも根強く語られています。
アンダーテイカー戦など代表的カード
Aトレイン期を語るうえで外せないのが、レッスルマニア19でのアンダーテイカー戦です。「ジ・アンダーテイカーの連勝記録を止める役割候補の一人だった」と見なされるほど、WWEからの期待値が高かったビッグマンといえます。
レッスルマニア19では、当初はビッグ・ショー&Aトレイン対アンダーテイカー&ナサニエル・ジョーンズ(ネイサン・ジョーンズ)のタッグ戦が予定されていましたが、直前のストーリー変更でジョーンズが欠場扱いとなり、実質1対2のハンディ戦形式に変更されました。試合自体はテイカーのストリーク維持が最優先の構図でしたが、Aトレインはビッグ・ショーとともに、パワーとサイズを生かした猛攻で“ストリーク危機”の空気を作り出し、テイカーの勝利をよりドラマチックなものにしています。
ほかにも、2003年前後のスマックダウンではアンダーテイカーとのシングルおよびタッグでの対戦カードが組まれ、ビッグマン同士のぶつかり合いがたびたびフィーチャーされました。Aトレインはこの時期、テイカーやクリス・ベノワ、エディ・ゲレロらトップ層の“壁役”として起用され、ハイレベルな選手と当てられることで、ヘビー級戦線の厚みを支える存在となっていました。
ジャイアント・バーナードとしての日本マット
ジャイアント・バーナードとしての日本マット参戦は、マシュー・ブルームのキャリアを決定的に変えた時期といえます。WWE離脱後に新日本プロレスを主戦場にしたことで、「大柄だけど動ける外国人ヘビー級」という評価を完全に確立しました。
当初は典型的なモンスター外人として登場しましたが、国内トップクラスとの連戦を通じて、受けのうまさや緻密な間合い、タッグワークが高く評価されるようになります。とくに2000年代後半の新日本ヘビー級戦線では、永久外国人レスラーの一人として位置づけられ、シングル・タッグ双方で主要タイトル戦線に常時絡む存在となりました。
日本マットでの成功により、バーナード=マシュー・ブルームは、アメリカ時代の「中堅ビッグマン」から、世界的に認知されるメイン級ヘビー級ファイターへとステップアップし、のちのWWE復帰やNXTコーチ就任への評価にも直結していきます。
新日本プロレス参戦の経緯とスタイル変化
ジャイアント・バーナードとしての日本マット参戦は、2005年の新日本プロレス入りが大きな転機となりました。WWEでAトレインとして活動した後、放出を機に日本での再起を模索し、巨大な体格とヘビー級としての経験を評価されて新日本へのレギュラー参戦が決まります。
新日本では、序盤から外国人ヘビー級の主力として起用され、「パワーファイター」路線をさらに強化しました。単なる巨漢レスラーではなく、エルボー、キック、関節技を織り交ぜた重厚なストロングスタイル寄りのファイトへとシフトし、受けの強さや間合いの使い方も日本向けにブラッシュアップされました。
WWE時代よりもラフさとリアリティを前面に出し、打撃の重さや表情の怖さを強調することで、“大物外国人ヒール”としての存在感を確立します。日本の長時間のシングルマッチやリーグ戦を戦い抜く中で、スタミナ配分と試合構築力が向上し、のちのIWGPタッグ戦線やG1クライマックスでの飛躍につながっていきました。
IWGPタッグ王座やG1など主要実績まとめ
| 種別 | 年代・大会 | 実績・タイトル | 補足 |
|---|---|---|---|
| シングル | 2007年G1 CLIMAX | 準優勝 | 決勝で棚橋弘至に敗れるも、外国人ヘビー級として高評価を獲得 |
| タッグ | 2006年11月 | 第47代 IWGPタッグ王者(with トラヴィス・トムコ) | 天山広吉&小島聡組を破り戴冠、外国人タッグの台頭を印象付ける |
| タッグ | 2008年2月~2009年1月 | IWGPタッグ王座・最長連続防衛記録(当時) | バッド・インテーションズ結成前から、ヘビー級タッグ戦線の軸として活躍 |
| タッグ | 2010年「G1 TAG LEAGUE」 | 優勝(with カール・アンダーソン) | バッド・インテーションズとしてタッグNo.1を証明 |
| その他 | 2006年・2007年他 | 東京ドーム大会常連 | WRESTLE KINGDOMシリーズに複数回出場し、ビッグマッチ常連外国人として存在感を示す |
マシュー・ブルーム(ジャイアント・バーナード)は、シングルではG1準優勝、タッグではIWGPタッグ王座戴冠と長期政権という二本柱の実績を残しています。新日本プロレスの外国人ヘビー級として、メインイベント級の位置まで評価を高めた点が大きな特徴です。これらの実績が、後年のWWE復帰やNXTコーチ就任時の「実力派ビッグマン」という評価につながっています。
バッド・インテーションズのタッグ名勝負
バッド・インテーションズ(ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン)は、2010年代前半の新日本タッグ戦線を代表するチームとして、多くの名勝負を残しました。特に評価が高いのは、2011年東京ドーム大会でのチーム3D戦、同年から2012年にかけてのK.E.S.(アーチャー&スミスJr.)とのシリーズ、NO LIMIT(内藤哲也&裕二郎)との三つ巴抗争です。いずれも、重量級の迫力と緻密なタッグワークが融合した試合として語り継がれています。
代表的な試合を一覧で整理すると、視聴の優先順位がつけやすくなります。
| 年月日 | 大会・場所 | 対戦カード | 見どころ |
|---|---|---|---|
| 2011/1/4 | レッスルキングダムV in 東京ドーム | vs チーム3D vs NO LIMIT(IWGPタッグ&GHCタッグ) | 大型チーム3組が激突する異次元のハードヒット戦。バーナードの存在感とアンダーソンの連携が光る一戦。 |
| 2011/6/18 | DOMINION 6.18 大阪府立体育会館 | vs 真壁刀義&矢野通 | 荒々しい喧嘩ファイトとタッグ巧者ぶりが融合した試合。ヒール同士のぶつかり合いとして高評価。 |
| 2012/1/4 | レッスルキングダムVI in 東京ドーム | vs テネシー・フォー・ツー(テニール&他)ほか実質防衛戦※ | 長期王座ロード終盤の貫禄ある試合運びが特徴。圧倒的な安定感を見せつけた内容。 |
※正確なカードは配信サービスやデータベースで要確認。
バッド・インテーションズの試合は、ビッグマンでありながらテンポの良い展開作り、場外を含めた攻防の組み立て、徹底したヒールワークが特徴です。日本マットでのジャイアント・バーナードの完成形を知るうえで、タッグ時代の名勝負は必見と言えます。
テンザイとしてのWWE復帰とその評価
2012年、マシュー・ブルームは「ロード・テンザイ(Lord Tensai)」として約8年ぶりにWWEへ復帰しました。新日本プロレスなど日本マットでの“ジャイアント・バーナード”としての成功を経ての凱旋だったため、インターネット上では復帰発表段階から大きな話題となりました。
デビュー直後はジョン・シナやCMパンクに勝利するなど、メインイベント級ヒールとして強くプッシュされましたが、観客の反応やギミックの噛み合わなさから、次第にカードの位置は下がっていきます。日本帰りのモンスターという期待値に対し、クリエイティブ面で十分に活かし切れなかったとの評価がよく語られます。一方で、リング技術自体は高く、ヘビー級同士の試合では説得力のあるファイトを見せており、日本時代の経験を感じさせる場面も多く見られました。
テンザイとしてのギミックとストーリー
テンザイは、2012年にWWEへ復帰したマシュー・ブルームに与えられた“日本帰りの破壊僧兵”というギミックです。「日本で修行を積んだ怪物ヒール」という設定を前面に押し出し、顔面には漢字タトゥー風のメイク、和装テイストのローブ、蓄えた髭とスキンヘッドというビジュアルが特徴でした。入場時には雪崩のようにリングへ突進し、コスチュームには「天罪」を思わせる漢字が描かれていました。
ストーリー上は、新日本プロレスなど日本マットで培った実績を暗示しつつも、WWE公式の歴史とは直接つなげない微妙な扱いで、実況では“日本のリングを支配した男”として紹介されていました。復帰直後はジョン・シナ、CMパンクらトップスターと抗争するモンスター枠としてプッシュされ、ブルーザー型のファイトスタイルと相まって、かつてのAトレインともジャイアント・バーナードとも異なる“別人格”として描かれていました。
ブローダス・クレイとのタッグ期と終盤
ブローダス・クレイとのタッグは、テンザイのWWEでの現役レスラーとしての“終章”を象徴する期間でした。2013年末頃から、当初はヒール寄りだったテンザイが、ブローダス・クレイやファンキー・ダクタイルズと絡むことでベビーフェイス寄りのコミカル路線へシフトしていきます。やがてリングネームも「テンザイ」から「スウィートT」へ変更され、シリアスなモンスターからダンスもこなす大型ベビーフェイスへの大きなキャラクター転換が行われました。
タッグ解消から現役引退ムードへ
ブローダスがヒールターンを行い、スウィートTとの不仲がストーリーとして描かれたことで、タッグは短命に終わります。タッグ解消後、スウィートTはテレビ上での出番が徐々に減少し、ハウスショー中心の起用へと移行しました。“ガチ怪物”として再浮上するルートを断たれた段階で、WWE内での役割は「レスラー」から「指導者候補」へと明確にスライドしていきます。この流れを経て、フルタイムの選手活動に区切りを付け、NXTパフォーマンスセンターでのコーチ業に本格的に専念することになります。
NXTコーチ就任後の役職と主な功績
NXTコーチ就任後、マシュー・ブルームは「現場コーチ」から「育成部門トップ」へ段階的に昇格し、NXTの選手育成システムを形作った中心人物とされています。2014年前後からパフォーマンスセンターでトレーナーを務め、2015年にはビル・デモット退任後のヘッドコーチに抜擢。その後はNXTコーチングスタッフを束ねる統括役として、日々の練習メニュー作成、評価システムの整備、WWE本隊への昇格基準の明確化など、育成全体の“設計者”として機能しました。
功績としては、NXT出身スターの大量輩出だけでなく、怪我予防を重視したトレーニング導入、キャラクター開発とインリングの両方に軸足を置いた教育方針の確立が挙げられます。「ビッグマンだけでなく、どんな体格の選手でもWWEスタイルをこなせるようにする」という哲学を徹底し、パフォーマンスセンターを世界有数の育成機関へと押し上げた点が、マシュー・ブルームの最大の貢献と言えるでしょう。
パフォーマンスセンターでのポジション変遷
マシュー・ブルームは2014年前後からNXTのフルタイムコーチとなり、当初は現場での基礎コーチ兼エージェントとして、リングや試合構成の指導を中心に担当していました。その後、NXTの拡大とともに役割も拡大し、ヘッドコーチ格として複数クラスを統括する立場へと昇格します。
2015年頃からは、選手育成だけでなくコーチ陣のマネジメントやカリキュラム設計にも深く関わるようになり、WWEパフォーマンスセンター全体を束ねるリーダー的存在にシフトしていきました。
近年は「ヘッドコーチ」「パフォーマンスセンター・ヘッドトレーナー」といった肩書で知られ、採用時のトライアウトやTVデビュー直前の仕上げ段階など、選手のキャリアを左右する重要な判断にも関与するポジションとして機能しています。
育成に関わった主なスター選手たち
マシュー・ブルームは、NXTパフォーマンスセンターのヘッドコーチとして、現在のWWEを代表するスターの多くに直接・間接的に関わってきました。中邑真輔、フィン・ベイラー、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、アポロ・クルーズ、チャド・ゲイブル、バロン・コービン、エンツォ&キャズ世代は、フルタイムコーチ就任以降の“教え子”世代にあたります。
ジャイアント・バーナード時代から交流のあった中邑・ベイラーには、日本とWWEスタイルの橋渡し役としても機能し、ビッグマンである一方でクルーザー寄りの選手にも細かくアドバイスを送っていたとされています。
女子では、シャーロット・フレアー、ベイリー、サシャ・バンクス、ベッキー・リンチら“フォーホースウィメン”世代ともNXT期に深く関わり、基礎や試合構成の部分で影響を与えた存在として語られています。
コーチ就任後の卒業生を見ると、メインロースターのトップに立った選手が非常に多く、ブルームの育成力の高さとWWEスタイルへの理解度の深さがうかがえます。
スタイル・技・キャラクターの特徴解説
マシュー・ブルームの魅力は、巨体を生かしたパワーファイトをベースにしつつ、意外な俊敏さと受けのうまさを兼ね備えている点にあります。WWE初期のプリンス・アルバート時代はタトゥーとピアスが強調されたモンスター系ヒール、日本でのジャイアント・バーナード時代は殺伐としたストロングスタイル寄りのヘビー級ファイターとして評価を高めました。
テンザイとしての再登場では、和風ギミックとフェイスペイント、緑のミストなどを取り入れた“異国の怪人”像が前面に出されましたが、根底にあるのは常に「ビッグマンとして相手をいかに強く見せるか」という考え方です。ラフな打撃と重いスラムで圧倒しつつ、ビッグバンプもこなすことで、相手のフィニッシュや逆転劇を際立たせるスタイルが、コーチ転向後も「教科書的ビッグマン」として語られる理由と言えます。
代表的な必殺技と試合運びの特徴
マシュー・ブルームの代名詞となる技は、パワーファイターらしい重量感と、安全性を両立させたものが中心です。ビッグマン同士の試合やタッグ戦で安定した「屋台骨」役を担える技構成が特徴と言えます。
| 技名(主な名義) | 概要・使われ方 |
|---|---|
| バラ・ボム(Baldo Bomb) | プリンス・アルバート~Aトレイン期のフィニッシャー。シットダウン式チョークボムで、サイズ差のある相手を持ち上げるパワーを強調。 |
| トレイン・レック(ランニングボディアタック) | コーナーやロープ際での突進攻撃。Aトレインの“列車”ギミックともリンクし、中盤のダメージ蓄積に多用。 |
| チョークスラム | ビッグマンの王道技として、試合中盤の大技ポジションに配置。サイズとリーチを活かして見栄え良く投げ切る。 |
| ダイビング・ヘッドバット | ジャイアント・バーナード期に存在感を増したトップロープからの一撃。体格とのギャップで観客の驚きを誘うスポット。 |
| テンザイ・ドロップ(センターマットへのセントーン) | テンザイ時代のフィニッシャー候補として使われたことも多い重い一撃。大型選手相手にも説得力を保つ技。 |
試合運びでは、序盤にロックアップとパワー勝負で圧倒し、中盤はボディブロー、ベアハッグ、コーナーワークでじわじわと削る構成が多く見られます。相手の見せ場をしっかり作りつつ、要所のショルダータックルやランニングアタックで流れを切る“ゲーム支配型”のビッグマンという評価が高く、新日本プロレスでもWWEでも、タッグマッチで試合を組み立てるリーダー格として重宝されてきました。
ヒールとしての見せ方とキャラ作り
マシュー・ブルームは、キャリアの大半をヒールとして過ごしており、「巨体」「無表情」「寡黙さ」を軸にしたクラシックなモンスターヒール像を徹底してきました。プリンス・アルバート時代はピアスやタトゥーを強調し、痛みに快楽を覚える不気味さを演出。Aトレイン期には豪快なスラミングと圧殺系の攻撃で、ベビーフェイスを“物理的に押し潰す”恐怖感を見せました。
ジャイアント・バーナードとしての新日本プロレスでは、冷徹で計算高いヒール色が強まり、ラフファイトだけでなくアイコンタクトや間の取り方で観客のブーイングを引き出すスタイルに進化しました。テンザイ時代は和風ギミックやフェイスペイントを取り入れ、威圧的な入場から一転、冷酷に一点集中攻撃を行うことで、“止めないと試合が終わる”危機感を際立たせるキャラクター作りが特徴的でした。
マシュー・ブルームの名勝負ピックアップ
マシュー・ブルームのキャリアを俯瞰すると、「日本での完成度の高いヘビーレスラーぶり」と「WWEでのビッグマンらしい迫力」がよく分かる名勝負がいくつも存在します。ここでは後続の詳細セクションにつながる“入口”として、どの時代の試合をチェックすべきかを整理します。
まず新日本プロレス時代は、G1 CLIMAXやIWGPタッグ選手権を中心に、ヘビー級トップと互角以上に渡り合った試合が多く、後年のNXTコーチ像にも通じる“実力者”ぶりが堪能できます。
一方WWE時代は、アンダーテイカー戦やビッグショー、ブロック・レスナーとのシングル、さらにはテンザイとしてのTVマッチなど、キャラクター性と迫力ある見せ方が際立つカードが中心です。次の見出しから、日本マットとWWEのそれぞれで必見となる試合を、時代別・団体別に紹介していきます。
日本での高評価試合と見どころ
日本マットでのベストバウトとして必ず名前が挙がるのが、2007年4月の棚橋弘至戦(IWGPヘビー級選手権)です。巨体を生かした重い打撃と、棚橋の巧みなカットバックが噛み合い、ジャイアント・バーナードの「単なる怪物ではない総合力」がよく伝わる試合です。
タッグでは、アンダーソンとのバッド・インテーションズ時代が圧巻です。とくに、2011年のG1タッグリーグ公式戦・決勝戦、天山広吉&小島聡との一連の対戦は、タッグワークの完成度と試合巧者ぶりが際立ちます。序盤のじっくりしたグラウンドから、終盤にかけてのラッシュまで緩急をつけた構成が特徴で、ラリアットやジャンピングボム、串刺し攻撃を軸にした「ビッグマンならではの説得力ある攻め」が見どころです。
新日本時代のバーナード戦は、巨体×テクニック×タッグワークの三拍子がそろった内容が多く、ビッグマンの理想形を確認する教材としてもおすすめできます。
WWE時代のおすすめマッチガイド
WWEでのマシュー・ブルーム(アルバート/Aトレイン/テンザイ)の魅力を知るうえで、特にチェックしたい試合を時系列で紹介します。いずれもWWEネットワーク(Peacock含む)で視聴可能なことが多い定番カードです。
| 年代 | ブランド | 試合・大会名 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 2002年 | RAW | ブロック・レスナー&ポール・ヘイマン vs アルバート&スパイク・ダッドリー | レスナーの怪物ぶりを引き出す“受け”役としての巧さが分かる一戦 |
| 2003年 | WrestleMania 19 | アンダーテイカー vs Aトレイン&ビッグショー | 大舞台でのビッグマン連係と、テイカーを相手にした“壁役”としての仕事ぶりに注目 |
| 2003年 | No Mercy 2003 | クリス・ベノワ vs Aトレイン | テクニシャン vs パワーファイターの好例。サイズ差を活かしたヒールワークが光る |
| 2012年 | RAW | ジョン・シナ vs ロード・テンザイ | テンザイとしてのWWE復帰を印象付けたTVマッチ。日本仕込みのストロングスタイル要素も見られる |
| 2012年 | RAW/SmackDown | テンザイ&ブローダス・クレイのタッグ諸戦 | シリアス怪物ギミックからコメディ寄りまで、キャラ変化と表現力の幅を確認できるカード群 |
特にアンダーテイカー戦とベノワ戦は、Aトレインの「大型ヒールとしての完成形」がよく表れている試合として評価が高めです。日本マットで磨かれたパワーと受けの技術が融合したテンザイ時代のシナ戦も、WWEファンが押さえておきたい1本と言えるでしょう。
映像・写真で振り返るキャリアハイライト
マシュー・ブルームの長いキャリアを振り返る際は、文章だけでなく映像や写真をセットで追うことで、ギミックの変遷や体格・コスチュームの変化がより分かりやすくなります。特に、
- WWE初期のプリンス・アルバート期
- Aトレインとしてスマックダウンで活躍した時期
- 新日本プロレスでのジャイアント・バーナード期
- テンザイとしてのWWE復帰期
- NXTコーチ、さらにはヘッドコーチとしての現在
を時系列で並べてチェックすると、ビッグマンとしての進化に加えて、コーチとしての落ち着いた表情まで一望できます。後続のフォトギャラリーや動画紹介のセクションでは、コスチュームやタトゥー、入場スタイルの違いも把握しやすくなるため、映像・写真を活用した“キャリア年表”として楽しむのがおすすめです。
フォトギャラリーで見るキャリア変遷
フォトギャラリーを追っていくと、マシュー・ブルームのキャリアとキャラクターの変遷がひと目で整理できます。プリンス・アルバート期のパンク風ボディピアス姿、Aトレイン期の黒いシングレットと濃いボディヘア、日本マットでのジャイアント・バーナードとしてのシンプルな黒タイツ&髭面、テンザイ期の派手なフェイスペイントと漢字タトゥー風ペイントという流れで、見た目が大きく変化しています。
とくに新日本プロレス時代からは、表情の作り方や立ち姿も“外人怪物ヒール”として洗練され、WWEコーチ時代のスーツ姿やPC内での指導ショットを見ると、現役時代とのギャップも確認できます。画像検索やWWE公式、新日本プロレス公式のギャラリーを年代順に追うと、ギミック変化や体格の推移まで含めて、キャリア全体を視覚的に把握しやすくなります。
動画でチェックできる入場や名場面
マシュー・ブルーム(テンザイ/ジャイアント・バーナード)の魅力を手軽に味わうには、入場シーンと名場面の動画チェックが最適です。とくに
「テンザイ WWE RAWデビュー 2012」
や
「ジャイアント・バーナード 入場 新日本プロレス」
といったキーワードで検索すると、迫力ある入場とコスチュームの違いを比較しやすくなります。
試合ハイライトとしては、
「A-Train vs The Undertaker WrestleMania 19」
や
「バッドインテーションズ vs ○○(対戦相手名) IWGPタッグ」
といった動画が定番です。WWEネットワーク(Peacock経由)やNJPW Worldでは、フルマッチ視聴が可能なうえ、入場から試合後の退場まで一連の流れをまとめて楽しめます。まずはハイライト動画で雰囲気をつかみ、気に入ったカードを配信サービスでフル視聴する流れがおすすめです。
メディア出演や映画・番組での活動
マシュー・ブルームはリング上の実績だけでなく、メディア出演を通じても存在感を示してきました。WWE関連番組やドキュメンタリー、映画作品への出演など、映像メディアでの露出はキャリアの節目ごとに見られます。
現役レスラー時代は、『WWE RAW』『SmackDown』などのレギュラー番組のほか、『WWE Confidential』『WWE Vintage Collection』といったハイライト番組でも過去の名シーンと共に頻繁にフィーチャーされました。テンザイとして復帰してからは、日本時代を紹介する特集で“元ジャイアント・バーナード”として取り上げられることも多く、国際的なビッグマンとしてのキャリアが強調されています。
パフォーマンスセンターコーチ就任後は、『WWE 24』『WWE 365』『Breaking Ground』系統のドキュメンタリーで若手を指導する姿が映し出され、育成責任者としての一面がクローズアップされています。また、映画やドラマの脇役出演、トーク番組へのゲスト出演などプロレス外メディアへの進出もあり、レスラーとしてだけでなく“プロレスを語れる指導者・解説者”としても認知度を高めています。
映画・ドラマ・ドキュメンタリー出演歴
マシュー・ブルーム(テンザイ/ジャイアント・バーナード)は、現役時代から引退後まで映画・ドラマ・ドキュメンタリーに継続的に登場してきました。本業はあくまでプロレスラー兼コーチですが、その体格とキャラクター性を活かした“画面映え役”として起用されるケースが多い点が特徴です。
代表的な露出としては、WWE制作のドキュメンタリー作品やネットワーク配信番組への出演があります。新日本プロレス時代を振り返るインタビューや、パフォーマンスセンターのコーチとして若手を指導する姿が収録された作品もあり、レスラー目線・指導者目線の両方から業界を語るコメントが残されています。
映画やドラマへの本格的なフィクション出演は、一般的な俳優に比べれば多くありませんが、プロレス関連の映像作品、特番、バックステージに密着したシリーズなどを含めると、画面登場回数は非常に多い部類に入ります。マシュー・ブルームの映像出演を時系列で追うことで、リング上のモンスターから、温厚なコーチへと変化していくキャリアの流れも把握しやすくなります。
WWE関連番組や特集エピソード紹介
WWE関連では、マシュー・ブルーム(テンザイ/アルバート)は選手時代・コーチ時代ともに多数の番組に登場しています。WWEネットワークやPeacockで視聴できるコンテンツが多い点が特徴です。
代表的な出演例は以下の通りです。
| 種別 | 番組・コンテンツ名 | 主な内容・見どころ |
|---|---|---|
| ドキュ系 | WWE 24 / WWE Chronicle など | NXTコーチとしての指導風景やパフォーマンスセンターの舞台裏が映るエピソードに登場するケースが多いです。 |
| 育成特集 | “Breaking Ground” ほかPC密着番組 | トレーナー、後にヘッドコーチとして若手を指導する姿が継続的にフィーチャーされています。 |
| クラシック系 | RAW / SmackDown / PPV特集 | プリンス・アルバート、Aトレイン、テンザイ時代の名場面が旧作特集としてまとめられています。 |
| バラエティ | WWE Backstage企画、PC内イベント | 指導者目線のトークや新人評価コメントで出演する場合があります。 |
特にパフォーマンスセンター特集回は、ブルームのコーチングスタイルと人柄がよく分かる内容なので、レスラーとしてだけでなく“育成者マシュー・ブルーム”像を知りたいファンにおすすめです。
最新ニュースと現在の近況まとめ
マシュー・ブルームは、WWEパフォーマンスセンターの指導者としての活動が中心で、オンエア上の露出は現役時代に比べて限定的です。現在は「現場の表舞台」よりも「育成と裏方業務」に比重を置いたポジションにあると考えられます。
近年はNXT関連のドキュメンタリーやWWEネットワーク番組で、コーチ/プロデューサーとしてのコメントが散発的に紹介される程度で、大きなストーリーラインには関与していません。X(旧Twitter)やインスタグラムでの発信も多くはなく、プライベートと仕事を切り分けたスタイルを取っています。
最新動向を把握したい場合は、WWE公式サイトやWWE Corporateのニュースリリース、NXT関連の特集記事、選手インタビュー内での証言などを定期的に確認するのが有効です。続くセクションでは、最近の役職変更や人事面でのトピックを整理します。
最近の人事異動・役職変更の動き
最近の人事異動・役職変更の主なポイント
マシュー・ブルームは2020年代以降も、WWEパフォーマンスセンターの中核的存在として活動を続けています。 かつては「ヘッドコーチ(Head Coach)」として現場指導のトップに立っていましたが、NXTブランドの拡大とPCの組織再編に伴い、よりマネジメント寄りのポジションへと比重を移していると報じられています。
近年はショーン・マイケルズらクリエイティブ/プロデューサー陣との連携が強まり、トライアウトの評価や、採用後の育成プラン策定にも深く関わっているとされています。また、一時的にオンサイトでの指導から離れた時期があるものの、完全な退任ではなく、育成全体を俯瞰する「ディレクター」「ヘッドトレーナー」的役割を担う形で継続的に関与しているのが現在の大きな流れです。
最新の公式な役職名は、WWEの人事再編や社内肩書きの更新により変動する場合があるため、WWE公式サイトのスタッフ欄や、NXT関連の公式リリースを定期的にチェックすることが、最新情報を把握するうえで有効です。
インタビュー発言やSNSでの話題
マシュー・ブルームは、現役時代からあまり多弁ではない一方で、インタビューではキャリア全体を冷静に振り返るコメントが多く見られます。近年の発言で特に目立つのは、「日本マットでの経験がコーチ業の核になっている」という趣旨のコメントで、新日本プロレスで学んだストロングスタイル、タッグワーク、ツアー文化を何度も強調しています。
NXTコーチ就任後のインタビューでは、若手への向き合い方に関する言葉も話題になりました。ミスを責めるのではなく、「なぜ失敗したのかを一緒に分解する」スタイルを掲げ、選手の個性を尊重しながら長所を伸ばす方針を示しています。また、サシャ・バンクス(メルセデス・モネ)やフィン・ベイラーとの関係性に触れ、「自分が教えたのではなく、彼らの才能を手助けしただけ」という謙虚な発言もファンの間で好意的に受け止められています。
SNSでは、マシュー・ブルーム本人は投稿頻度こそ高くないものの、NXTの選手やスタッフの活躍をリツイート・引用する形で支援するケースが目立ちます。ビッグイベント前には教え子たちへの激励メッセージを送ることも多く、「教え子ファーストのヘッドコーチ」というイメージがファンの間で定着しています。また、引退後も日本滞在時の写真や思い出を時折共有しており、日本のファンからのリプライも比較的多く集まる傾向があります。
海外レスラー・ファンからの評価と影響
マシュー・ブルームは、現役時代からコーチ転身後まで一貫して「業界内評価が極めて高いビッグマン」として語られます。WWE初期は中堅ポジションにとどまりましたが、ジャイアント・バーナードとしての新日本プロレスでの成功が、その評価を一変させた最大の要因とされています。
日本のファンからは、G1やタッグ戦線で見せた重さと受けの強さ、そして短期間で日本式の試合運びを吸収した順応性が高く評価され、「外国人ヘビー級の当たり外れが激しい時代に、常に頼れる存在だった」と振り返る声が多く見られます。海外ファンの間でも、NXTヘッドコーチとしての貢献が広く知られており、「テレビでのスター露出よりも、裏方として次世代を育てた功績こそがレジェンド級」という文脈で語られることが増えています。
SNS上では、テンザイ時代をきっかけに彼を知ったWWEファンが、日本での実績や名勝負を後追いで視聴し、「過小評価されていた」「もっと上で使うべきだった」と再評価するケースも少なくありません。選手としては玄人好み、コーチとしては“選手たちが最も信頼する指導者のひとり”という立ち位置が、現在の総合的な評価と言えます。
レスラーや関係者のコメント・証言
マシュー・ブルームについて語る現役レスラーやOB、関係者のコメントからは、「レスラーとしての実績以上に、コーチとしての影響力が大きい存在」であることが浮かび上がります。
代表例として、NXT出身のトップスターたちは口を揃えて、ブルームを「試合だけでなく、人としての在り方を教えてくれた」「ビッグマンの動き方を根本から変えてくれた」と評価しています。特に大柄な選手からは、フットワークや間の取り方、危険なスポットの減らし方など、キャリアを守るアドバイスが印象的だったと語られることが多くなっています。
またWWEのプロデューサー陣からは、「タレントの不安を汲み取りつつ、会社の意向も伝えられる橋渡し役」として信頼されており、選手側・フロント側の両方から高い評価を得ています。日本マット時代を知る関係者からは、「バーナードがいたから外国人ビッグマンの評価が一段上がった」という証言もあり、選手・コーチ両面で長期的な影響を残した存在といえます。
ビッグマンレスリングへの貢献とレガシー
ビッグマンとしてのマシュー・ブルームの価値は、単なる「巨体のパワーファイター」にとどまりません。“動ける巨漢”として説得力のある受けと攻めを両立し、ビッグマンレスリングのクオリティを底上げした存在と評価されています。
WWE初期は怪奇系ヒールとしてインパクトを残し、日本マットでは「ジャイアント・バーナード」として、王道スタイルに寄せた重厚な攻防を確立しました。新日本プロレスでの働きぶりは、以降の外国人ビッグマン(バッドラック・ファレやマイケル・エルガンなど)が目指す指標にもなりました。
コーチ転身後は、ビッグマンに限らず大型選手全般に対し、「魅せられるパワーファイト」「巨体でも動けるためのフットワーク」「受けの説得力」を徹底指導。“デカい=鈍重”という古いイメージをアップデートし、現代型ビッグマン像を育てた点が最大のレガシーと言えます。
試合視聴に役立つ配信サービスと情報源
マシュー・ブルーム(テンザイ/ジャイアント・バーナード)関連の試合を観たい場合、WWE系と新日本プロレス系の2系統を押さえると効率的です。フルで追いたいファンは、後続の「WWEネットワークや新日本系サービス一覧」もあわせて確認すると、登録先のイメージがつかみやすくなります。
代表的な視聴手段と特徴は以下の通りです。
| 種類 | 主な役割 | マシュー・ブルーム関連の強み |
|---|---|---|
| 公式VODサービス | 試合のフル視聴・PPV/PLEのアーカイブ | WWE時代・新日本時代の主要試合を網羅的にカバー |
| 公式YouTubeチャンネル | ダイジェスト・名場面・無料公開試合 | テンザイ復帰映像、ジャイアント・バーナード時代のダイジェストを短時間で確認可能 |
| 公式SNS(X, Instagram) | 速報・ハイライトクリップ | NXTコーチ時代の映像や現役選手との絡みをチェックしやすい |
| 海外プロレスニュースサイト | 試合レビュー・評価・背景解説 | 名勝負の評価、ストーリーラインの補足を日本語/英語で把握できる |
まずは無料でチェックしたい場合は公式YouTubeとSNS、有料でもじっくり観戦したい場合は公式VODサービスを軸にすると、視聴環境をスムーズに整えられます。
WWEネットワークや新日本系サービス一覧
主な配信サービス一覧
マシュー・ブルーム(テンザイ/ジャイアント・バーナード)関連試合を追う場合、WWE系と新日本系の2軸を押さえることが重要です。
| 種類 | サービス名 | 主な対象団体・内容 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 動画配信 | WWE Network(日本ではWWEコンテンツがABEMA・U-NEXT・J SPORTSオンデマンド等へ分散) | テンザイ時代、過去のPPV・TVショー | 日本からは従来のNetwork単体利用が制限される場合があるため、国内配信パートナーを確認する必要があります。 |
| 動画配信 | NJPW World | 新日本プロレス公式VOD | ジャイアント・バーナード時代の試合、G1・IWGPタッグ戦、大半の名勝負を視聴可能。日本語・英語双方の実況あり。 |
| 動画配信 | 各種PPV配信プラットフォーム(ABEMA PPV、U-NEXT PPV等・時期により変動) | 特別大会や提携興行 | 旧作よりも最新の特番・コラボ大会向け。 |
バーナード時代の試合を網羅的に見たい場合はNJPW Worldが最優先で、WWE時代を幅広くチェックしたい場合は、日本国内でWWEコンテンツを取り扱う配信サービス(ABEMAやU-NEXT、J SPORTSオンデマンドなど)の最新ラインナップを確認すると効率的です。
日本語で追えるおすすめ海外ニュースサイト
海外プロレスのニュースを日本語で効率よく追うために、以下のサイトが役立ちます。
| サイト名 | 特徴 | 主なカバー範囲 |
|---|---|---|
| プロレスTODAY | 海外ニュース専用カテゴリが充実 | WWE、AEW、新日本、インディー情報 |
| バトル・ニュース | 試合結果とニュースの速報性が高い | WWE、AEW、NXT、日本マット全般 |
| カクトウログ | ブロガー視点の解説・コラムが充実 | WWE、AEW、新日本、話題のニュース深掘り |
| 日刊スポーツ プロレス | 大手メディアならではの信頼性 | WWE日本公演、新日本、NOAHなど |
| 東京スポーツ プロレス | ゴシップや噂話も含めた話題性 | 海外団体、日本団体全般 |
海外サイトを直接読む時間がない場合や英語が苦手な場合は、これらの日本語メディアを中心にチェックすると、主要な移籍情報やPPV結果、話題のアングルをほぼカバーできます。 速報性を重視するならバトル・ニュース、背景解説まで押さえたい場合はカクトウログを組み合わせるとバランス良く情報収集ができます。
マシュー・ブルームは、プリンス・アルバート/Aトレイン、ジャイアント・バーナード、テンザイと名を変えながら、WWEと新日本プロレスの両方で存在感を示してきたビッグマンです。本記事では、そのキャリアの流れや名勝負、コーチとしての功績、映像の探し方や最新動向まで一通り整理しました。紹介した試合や動画、配信サービスを活用しながら、選手としても指導者としても進化を続けるブルームの歩みを、ぜひ継続的に追いかけてみてください。

